骨連続講座 

「骨の形から生きざまを探る」




講師:佐藤和彦 (朝日大学歯学部)


 博物館の展示物などで目にすることの多い哺乳類の骨格は、突起や稜線にその動物独自の個性があり、 ただ眺めているだけでも中々に楽しいものです。 骨形態に魅力を感じる人々が意外に多いことは、自然史系の学会における形態関係のセッションの盛況ぶりや、 アマチュア愛好家による動物解剖学のホームページからも伺うことができます。
 しかしその一方で、"骨格の形態が、その動物が生きていくうえでどのような意味をもつのか?"という点に関しては、 案外知られていないのではないでしょうか。
 骨の形の意味を知るには、筋の付着部と働きに関する知識が不可欠ですが、全身(特に四肢)の筋は数が多く複雑であるため、 マスターするには少々困難を極めます。今回の連続講座では、なじみのある岐阜県産哺乳類を題材に、 筋の働きという視点を介して、骨の形態とその動物の生き様との関係について考えてみたいと思います。
第1回イントロダクション2011年10月2日(日)
第2回哺乳類の骨格と筋の基本デザイン2011年11月23日(水・祝)
第3回頭骨(食べる、探す1)2011年12月25日(日)
第4回頭骨(食べる、探す2)2012年1月22日(日)
第5回前肢の骨(掴む、引き裂く)2012年2月26日(日)
第6回前肢の骨(掘る、飛ぶ)2012年3月25日(日)
第7回後肢の骨(走る、よじ登る)2012年4月予定

会場:岐阜県博物館

企画:説田健一(岐阜県博物館)


対象 一般
定員 40名
電話予約または電子メール予約(岐阜県博物館ホームページ参照)です。
入館料が必要です。ただし、連続講座は初回参加時のみ入館料が必要となります。
*連続講座は、単独またはどの回からでも参加することができます。

募集は一か月前から受け付けます。

<問い合わせ>
〒501-3941 関市小屋名1989 岐阜県博物館
http://www.gifu-kenpaku.jp/
tel 0575-28-3111 fax 0575-28-3110