ACア ダプタの改造


 先日、中古パソコンショップに行くと、 パソコン用のACアダプタが山積みにされて格安で売られていましたので、これを利用して 簡易電源を作ることにしました。一個100円で買ってきたのはSharp用のACアダプタで、定格は22.5V、2Aです。



 何はともあれ、中を開けてみます。プラスチックケースをカッターナイフで切り開きます。頑丈に接着されているので結構大変ですが、 中のパーツを傷つけないように注意しながら、根気よくやります。
 これが取り出した中身です。



 基板を裏返します。パターンを追いかけながら回路をあれこれ解析して、R509とR510と書かれた2つのチップ抵抗が、 出力電圧設定用の電圧分割抵抗であることを突き止めました。 そこで、R510(「2152」、つまり、21.5kΩ)を交換することで電圧変更することにします。



 R510を取り外し、代わりにリード線を引き出します。ここに色々な値の抵抗器を取り付けて実験してみます。




 実験の結果、このACアダプタでは、15V以下の電圧に設定すると、無負荷のときに、間欠発振を起こすことが 分かりました(負荷をかければ、12Vぐらいまで下げても間欠発振しない)。また、27V以上の電圧に設定すると、 過電圧保護回路が働いてシャットダウンするようになっていることも分かりました。 これより、このACアダプタの最低電圧は15V、最高電圧は27Vであると判定しました。 ちなみに、出力電圧が15Vとなる時の抵抗値は13.5kΩ、27Vとなる時の抵抗値は28kΩでした。 そこで、R510の代わりに、20kΩVRと47kΩとを並列にし、それにさらに10kΩと3.3kΩを直列にした回路を接続しました。

 改造後の様子です。



 改造したACアダプタは、透明ケースに入れました。ついでに、電圧計代わりのメータも取り付けました。 ボリュームをまわすと、出力電圧が変わります。写真では、18Vに合わせています。 試しに、500mA程度の負荷をつないでみましたが、もともと電流容量が2AあるACアダプタですので、 この程度の負荷では、電圧はほとんど変動しませんでした。




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