1.カルテ記載  2.スナップ印象  3.口腔内診査  4.コミュニケーション


1.カルテ記載 スナップ印象へ

1)一般目標:GPとして診療内容を正しく記載するための診療録作成能力を習得する.

2)行動目標:

 @医療保険制度の仕組みを理解する(解釈)

 Aカルテ記載の意義を理解する(解釈)

 Bカルテ用語を正しく記述する(解釈,態度)

 C主訴,現病歴,既往歴,傷病名,治療の開始日,転帰など医療保険制度のルールに従っ

      たカルテ記載ができる(解釈,態度)

 D診査内容が正しく記載できる(解釈,態度)

 E処置内容およびその過程が明瞭に記述できる(解釈,態度)

2.スナップ印象 カルテ記載へ  口腔内診査へ

1)一般目標:口腔内の状態を把握する資料となる考究用模型

                   作製のための印象採得の技能を会得する.

2)行動目標:

 @考究用模型の意義が説明できる(想起)

 A考究用模型に再現させるべき部位を説明できる(想起)

 B印象材硬化後の撤去の方法が説明できる(想起)

 C単純印象と連合印象の用途の違いが説明できる(想起)

 D症例に応じたトレーのサイズ,形態を選択できる(技能)

 Eアルジネート印象材の適正な混水比が理解できる(技能)

 Fアルジネート印象材を一定時間内に適切に練和できる(技能)

 Gトレーを口腔内の適切な位置に置くことができる(技能)

 Hアルジネート印象材による単純印象ができる(技能)

 Iアルジネート印象材と寒天印象との連合印象ができる(技能)

3.口腔内診査 スナップ印象へ コミュニケーションへ 

1)一般目標:歯科治療に必要な診断を下すための口腔内の診査ができる

2)行動目標:

 @診査に必要な器具,器材を述べることができる(想起)

 A口腔内疾患,病変に対する知識を深める(想起)

 B診査に必要な器具,器材を準備できる(技能)

 C診査に必要な器具,器材を正確に使用できる(技能)

 D診査方法(視診,触診,打診,聴診)を修得する(解釈,技能)

 E診査結果を正確に記載することができる(態度)

 F患者とのコミュニケーションが十分にとれる(態度) 

 Gスタッフとのコミュニケーションが十分にとれる(態度)

 Hう食,歯周疾患,歯の喪失,不適当な修復物の存在が判断できる(解釈)

 I治療の優先順位(緊急性をふくめて)が判断できる(問題解決)

 J歯列不正,腫瘍など病院歯科(専門診)に紹介すべき疾患が判断できる(解釈)

4.コミュニケーション 口腔内診査へ

1)一般目標:歯科臨床を行うにあたって,患者との良い関係を構築するとともに,

        その関係を継続する ための手法を身につける.

2)行動目標:

 @診療前に挨拶ができる(態度)

 A診療前に自己紹介ができる(態度)

 B初診時に患者の名前を確認できる(態度)

 C患者の訴えをよく聞くことができる(態度)

 D疾病状況,治療内容(回数),治療後の注意事項などを資料(エックス線,説明用

      モデル,考究用モデルなど)を用いて解りやすい言葉で明確に 説明できる(知識,態度)

 E患者の知識レベルに合わせた説明が出来る(態度)

 F一口腔単位の治療計画案を患者に平易な言葉で説明出来る(態度)

 G前回治療した部位の経過を聞くことができる(態度)

 H治療前に,当日に行う治療内容が説明できる(態度)

 I治療途中で生じる可能性のある事項(痛み,材料,振動などによる不快感)を

       前もって説明できる (態度)

 J治療途中で痛みが生じた場合の対応方法(左手を軽く挙げるなど)を指示できる(態度)

 K治療途中の患者の様子(顔のゆがみ,顔色,口腔粘膜面の色など)を絶えず観察

     できる(態度)

 L治療した帰宅後の注意事項(咀嚼側の指示,食品の種類,疼痛の可能性)を明確

     に指示できる(態度)

 M次回に行う治療内容を説明できる(態度)

 N治療した帰宅後に症状の変化(痛みなど),暫間被覆冠の破折・脱落などが生じた

      場合には速やかに連絡させ,予約日前でも来院してもらう可能性があること(アポ

      イントの変更)を指示できる(態度)

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