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研究テーマ

マイクロRNAによる顎下腺形態形成の制御機構

研究内容

近年、ノンコーディングRNA の一種である約20塩基の短いRNA、マイクロRNAが「生物の複雑性を支えるRNA」として注目されています。
マイクロRNAは、タンパク質情報を記録しているmRNAに結合し、一般にそのタンパク質発現を抑制することが分かっています。
マイクロRNAによる遺伝子発現制御機構は酵母を除く真核生物に普遍的にみられ、細胞増殖や発生、形態形成などの生物学的機能を調節していると言われています。 2013年11月現在、ヒトでは2578種、マウスでは1908種のマイクロRNAがデータベース(miRBase Release 20.0)に登録されています。

顎下腺形成の重要なメカニズムである分枝形態形成について、マイクロRNAも何らかの機能的役割を担っていると考えられていましたが、全く明らかになっておりませんでした。そのような中、間葉に発現するマイクロRNA-21 (miR-21) により、上皮の形態形成が調節されているという知見が本研究室によって得られました(Hayashi et al., Dev.Biol. 2011)。
この成果は、顎下腺の形態形成に対するマイクロRNAの役割を初めて明らかにしたものです。さらにこの実験を通じて、今まで発見されていなかった新規のマイクロRNA の存在を明らかにしました。次回のデータベース更新時に、miR-5046 と名前が付けられて公開されています(データーベースのページはこちら)。

顎下腺に発現するマイクロRNAの役割については、まだまだ分からないことが多く、今後も精力的に研究に取り組む予定です。




  • 顎下腺形態形成に関する研究
  • マイクロRNAによる顎下腺形態形成の制御機構
  • 耳下腺を基とした開口放出
  • 準備中
  • 外分泌モデル動物から紐解く外分泌メカニズム

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