2009年6月5日付け中日新聞朝刊に、当科科長のインタビュー記事「子どもの歯列矯正」が掲載されました。(以下、中日新聞より引用) 歯並びやかみ合わせをよくする歯列矯正。治療を望んでいてもタイミングが分からない、治療費が高額といった理由で踏み切れない人も多いようだ。特に子どもの場合、成長過程にあるため、症状に応じて適切な時期を選ぶ必要がある。治療の流れや知っておきたい注意点をまとめた。 中略 一般的に一期治療では、「着脱が簡単な装置を用いて骨格と歯並びの両面から治療できる」(北井教授)。子どもは上あごと下あごの発育を上手に抑制・促進しやすく、永久歯が正しい位置から生えるように誘導できるからだ。 一期治療は、二期治療の準備と考えればよく、早ければ一?二年で終わる。二期治療へ移る前は、あごの発育や永久歯への生え替わりの様子を観察しながら二?四年、いったん治療は休止することも多い。 その後、永久歯に装置をつけて、上下の歯が正しくかみ合うように歯を並べる二期治療へと進む。さら最後に、歯を新しい位置になじませるために 簡単な装置で一?二年固定した後、治療を終える。 矯正歯科治療は自由診療のため、治療費が高額になることがある。顎変形症やダウン症など厚生労働省の定める疾患で保険が適用されるケースもあり、北井教授は「事前に主治医とよく話し合って」とアドバイスする。 |