卒後教育
卒後臨床教育(大学院生および修練医対象)
 当教室は、大学院生に対しても、矯正歯科治療に関する臨床実習から研修をスタートさせます。

  まず、タイポドント咬合器を用いた実習を行った後、患者のデータを客観的に分析し、科学的根拠に基づいて、問題志向型の治療計画の立案および治療を行うエビデンスベイスドメディシン(EBM)を目指すように指導しています。臨床実習内容の詳細は、下記のリンクを参照してください。

 ストレートエッジワイズタイポドント実習シラバスより、朝日大学歯学部口腔構造機能発育学講座歯科矯正学分野では、3年間の卒後研修プログラムによる矯正歯科専門医の育成を図っている。近年では、インアウトやティップ、トークがプログラムされたブラケットから成るエッジワイズ装置(プリアジャスト装置)による矯正歯科治療が主流となり、治療方法が体系化されてきた。しかし、個々の症例においてプリアジャスト装置を用いて、適切に歯を移動させるためには、スタンダードエッジワイズ装置による治療体系を理解しておく必要がある。そこで、本講座では研修のはじめに、まず、スタンダード装置によるタイポドント実習を行い、その基本的概念を修得したのち、2年目の研修に入る前に、プリアジャスト装置システムによるタイポドントコースを実施している。このタイポドントコースは、Dr. McLaughlinの著書を中心に構築した。従って、より詳細に勉強されたい受講生は、Dr. McLaughlinの著書を参照されることをお勧めする。特に、今回は、systemized orthodontic treatment mechanicsから多くの技術的内容を取り入れ、症例についてはorthodontic treatment mechanics and the preadjusted applianceより求めた。」