学部教育
歯科矯正学(4学年対象)
 歯科矯正学とは、顎顔面頭蓋および歯列の成長・発育を考慮して、正しい機能と良好な顔貌を獲得するために、上下顎関係および咬合の異常を改善する治療法について、基礎的・臨床的に学ぶ学問です。歯科矯正学を修得するためには、正常咬合の概念を理解し、不正咬合の原因、種類、診察、診査、診断、治療および予防法について学ぶことが重要です。また、合理的な矯正治療を施すためには、矯正治療に必要な力学と矯正治療によって起こる生体の反応について充分理解する必要があります。

 4学年対象の歯科矯正学の講義では、基本的な事項についての講義と問題中心の講義を平行して行い、前回の講義内容の習得状況を確認するための小テストを行っています。7月初めから開講される歯科矯正学実習では、セファロトレースや装置の作製を通じて、講義で習得した知識の確認と応用力の養成を行います。

 また、1月以降開講の客観的総合演習では、これまでの講義に加えて、さらに問題形式の講義を行い、CBTに対応できる力を養います。