☆ パネル・アウト の 説明 ☆                 森下 伊三男  このゲームは、文字通り、2枚以上の連結したパネルをマウスクリックにより消していき、 得点を競うゲームです。 ○遊び方  マウスをパネル上に持って行くと、連結されたパネルに枠が付きます。連結が無い場合に は枠は表示されません。枠の中でマウスの左クリックをすると枠の付いたパネルがすべて消 えます。消えたパネルの上の方に他のパネルがある場合には、それらは下に移動してきます。 また、縦1列がすべて消えてしまうと、右の方向からパネルが左に移動してきます。パネル の連結が無くなり、消すことのできるパネルが無くなるとゲーム終了となります。 ○1手戻し(Undo)と魔法薬  ゲームの途中で、1手戻し、魔法薬を使うことができます。1手戻しは文字通り1手前の 状態にパネル配置を戻すことです。ゲーム中に何回でも使えますが、その都度10点の減点 がされます。また、連続して1手戻しをすれば、何手目か前の状態に戻せますが、減点も多 くなります。魔法薬は、ゲーム中3回まで利用できます。魔法薬のボタンをクリックすると マウスカーソルの形が変わり、絵の種類を変えたいパネルの所にマウスを持っていき、左ク リックをします。すると、現在の絵とは違った絵のパネルに変えることができます。ただし、 何の絵になるかはわかりませんし、大きく減点(−100点)もされます。 ○得点について  パネルを消すとき、連結しているパネルの枚数により得点を得ることができます。得点は N枚の連結パネルを消した場合、1枚に付き1点の得点に加え、(N−2)の2乗の得点が多 重消去得点として加算されます。従って、2連結のパネルの場合は2点、3連結の場合は、 3点+(3−2)の2乗=4点、4連結の場合は4+(4−2)の2乗=8点、・・・とい うことになり、一度に多くの連結パネルを消した方が得点がより多くなります。また、得点 の初期値はパネル枚数1枚に付き−1点とし、例えば171枚のパネルがある場合には、 −171点からのスタートとなります。  ゲーム終了時に、同一種類のパネルがすべて消されている場合にはボーナスポイントとし て100点が加算されます。逆に、1手戻しをした場合には、1回につき10点の減点とな ります。また、魔法薬の使用は1回に付き100点の減点となります。  パネルの枚数や絵の種類数によって得点のし易さが変わります。そこで、合計得点(パネ ルの多重消去による得点、パネル枚数による得点、ボーナス得点、1手戻し減点、魔法薬使 用による減点)を最初のパネル枚数で割った値を標準得点として成績の比較ができるように してあります。 ○ゲームの終了  消すことのできるパネルが無くなるとゲーム終了となり、得点データを記録するかどうか の問い合わせがあります。得点情報を記録しない場合は「いいえ」をクリックします。「は い」をクリックすると名前(ニックネーム)の入力画面になります。半角20文字以内の名 前を入力し「OK」をクリックすると得点情報が記録されます。現在の記録内容を表示する には、「記録表示」ボタンをクリックしてください。得点情報を記録しない場合、得点情報 の記録した場合、あるいは、名前入力画面で「キャンセル」ボタンをクリックした場合(こ の場合は記録されません)、いずれの場合もその後で新たなゲームがスタートします。 ○画面説明(各ボタンは左クリックで働きます) 画面には以下に示す各種ボタンの他、マウスのポイントによる連結パネルの数とその時のポ イント(パネル数及び得点)がパネルの左上に、また、各種のパネルの残り枚数及び(総合) 得点が中央から右にかけて表示されます。 *「設定」ボタン  パネル枚数(縦・横)、パネルの絵の種類を設定できます。ただし、縦、横については、 8〜40の値、種類については3〜6の値となっています。 *「新規パネル」ボタン  前と同じ設定で違ったパネル配置のゲームが用意されます。 *「最初から」ボタン  現在実行しているパネルをすべて最初の状態に戻して同じパネル配置でもう一度スタート できます。 *「1手戻し」ボタン  左クリックをする度に1手づつパネル配置が戻っていきます。 *「魔法薬」ボタン  左クリックで、魔法薬の使用が可能となります。このとき、他のボタンは利用できなくな り、魔法薬を使ってパネルの絵を変えると他のボタンは利用できるようになりゲームが続け られます。もし、「魔法薬」ボタンをクリックしたが、方針を変えて、魔法薬の使用を中止 する場合は、もう一度「魔法薬」ボタンをクリックします。この場合は元の状態に戻り、減 点もされません。魔法薬は3回まで使用でき、現在の使用可能回数は「魔法薬」ボタンの上 に、例えば、「魔法薬2」(あと2回利用できる)のように表示されています。*「得点表 示ON」または「得点表示OFF」ボタン  「得点表示ON」の時にこのボタンをクリックすると現在の総合得点表が表示され、「得点 表示OFF」のボタンに変わります。「得点表示OFF」の時にクリックすると、現在表示されて いる総合得点表は消去されます。クリックする毎に表示・非表示が繰り返されます。表示内 容は、各種の得点状況とゲームの設定状況(パネルの縦・横枚数、絵柄の種類数)です。 *「記録表示ON」または「記録表示OFF」ボタン  これまでに記録されたゲームの得点内容が表示されます。「得点表示」ボタンと同じよう にクリックする毎に表示・非表示が繰り返されます。表示内容は、得点をして人の名前(ニ ックネームなど)各種の得点 記録年月日時刻です。ただし、P残数(ゲーム終了時に残って しまったパネル枚数)、Undo(1手戻しによる減点)、薬減点(魔法薬利用による減点)に 表示されている点はマイナス得点となります(表示にはマイナス符号は付いていない)。表 頭のそれぞれの列タイトルをクリックするとその列の値によるソートが可能です。クリック する度に昇順(小さい順)、降順(大きい順)が繰り返されます。  表示されている得点データをファイルに保存するには「保存(更新)」ボタンをクリック します。それまでの得点記録ファイルに上書きされます。新たに得点データを追加した後に は保存しておく事を勧めます。また、現在ファイルに保存されている得点記録データを呼び 出すときには「再読込」をクリックします。このときは、現在表示されている内容はすべて 破棄され、ファイルに記録されている得点データが表示されます。  特定の行の得点データを消去する場合は、「削除許可」ボタンをクリックします。誤って 消去しないように、パスワード入力画面が現れますので、そこに"password"を入力し、「OK」 ボタンをクリックします。すると、「名前」の列の頭にチェックボックスが現れますので、 消去したい行にチェックをいれ、新たに現れた「削除」ボタンをクリックします。削除後は 元の状態に戻ります。チェックを入れずに「削除」ボタンをクリックすれば、何も削除され ずに元の状態に戻ります。データを削除しても、ファイルに記録されている得点データは削 除されませんので、ファイルに記録しておくには「保存(更新)」ボタンをクリックする必 要があります。また、いったん削除したデータは元に戻すことができませんので注意したく ださい(「保存」する前に「再読込」をすればデータは戻せますが、その場合には、保存前 に追加されたデータはファイルに記録されていませんので、消えてしまいます)。 *「情報」ボタン  このゲームの遊び方などを記述したウィンドウを表示する。また、このウィンドウにはバ ージョン情報表示のためのボタンもある。ウィンドウ内の「閉じる」ボタンでウィンドウを 消去できる。 *「閉じる」ボタン  このボタンでパネル・アウトのプログラムを終了します。 [メモ] ◎2005年8月22日より、プログラミング技術向上のためゲーム作成を開始。9月10 日にほぼ完成。9月13日に「情報」ボタンを設置し、遊び方とバージョン情報を追加し た。 Version 1.0 とし、このマニュアルを完成。 ◎ゲームを遊ぶためには、PnlOutp1.exe Manual.txtの二つのファイルが同一フォルダーに あればよい。もしManual.txtが存在しない場合、プログラム立ち上げ時に、その旨のメッセ ージが現れるが、「OK」をクリックすればそのままゲームができる。ただし、「情報」ボ タンでゲームの遊び方の表示はされない。得点記録データファイル(PointRec.dat)は初め は存在しないので、「file not found」のメッセージが出るが、一度データ保存をすれば、 次回からは自動的にそのファイルが読み込まれる。 ◎このゲームの配付は自由だが、その場合は PnlOutp1.exe、このファイル(Manual.txt) を一緒に配付すること。プログラム著作権は森下 伊三男に所属する。          2005年9月21日