朝日大学歯学部 口腔病態医療学講座
口腔外科学分野 顎顔面外科学


最終更新日: 2008/10/21
掲載責任者: 式守 道夫(shikimor@dent.asahi-u.ac.jp)



501-0296岐阜県瑞穂市穂積1851

研究室TEL058-329-1472

研究室FAX058-329-1472

外 来TEL058-329-1117


1.顎顔面外科学(教室)の紹介

口腔外科学は口腔・顎・顔面領域に発生する病気の診断と治療を担当する分野です。本学では、その全領域を顎顔面外科学(教室)と口腔外科学(教室)で担当しています。当教室は顎顔面外科学(教室)であり、森 昌彦名誉教授が築かれた旧岐阜歯科大学歯学部口腔外科学第1講座を基盤とする教室で、平成184月から現在の体制で教育・診療・研究に積極的に従事・活動しています。

 当教室には日本口腔外科学会指導医4名、同専門医4名、日本口腔インプラント学会指導医1名、日本歯科麻酔学会専門医2名(重複あり)が所属し、合計13名のスタッフで口腔外科の教育・研究・診療を推進しています。


2.研究テーマ、主な業績

 臨床のニーズから生まれる課題の解決を目指した研究を中心に進めており、それらに関連した基礎研究から臨床研究まで展開しています。


3.教員紹介

教授:式守道夫(shikimor@dent.asahi-u.ac.jp

准教授:住友伸一郎

村松泰徳(村上記念病院歯科口腔外科muramatsu@murakami.asahi-u.ac.jp

講師:笠井唯克

助教:本橋征之、田中四郎、細原政俊、江原雄一、太田貴久、松原

修練医:西田和弘

研究生:金光安奈

大学院:伊藤友里


4.学部教育、大学院、その他

教育で担当している領域は、口腔顔面の怪我(軟組織の損傷、歯の外傷、骨折)、顎関節の病気、歯を作る組織が原因の歯原性良性腫瘍やその他の非歯原性良性腫瘍、口腔領域のがん、癌に変わりやすい口腔病変、腫瘍のような疾患、唾液腺に生じる疾患、三叉神経痛などの神経の疾患および口腔外科領域の消毒、抜歯・口腔外科小手術に関連した事柄等です。同時に、これらの疾患・状態の診断を行えるようにエックス線所見および病理組織学的所見等を関連づけて教育しています。また、治療のためには局所状態のみならず全身状態を的確に把握する必要があり、臨床検査値等を含めた周術期の患者管理についても教育しています。さらに、現代の医療社会では非常に重要な、歯科医療の安心・安全に主眼をおいたインフォームド・コンセントの教育にも力を入れています。顎顔面外科学では、これらの分野での歯科医学教育の質的向上をめざした研究も行なっています。

研修医終了後の口腔外科的教育も積極的に行なっています。その中には、口腔外科に関連の深い麻酔研修、救急救命研修なども含みます。そして(社)日本口腔外科学会専修医の資格申請が口腔外科学会所属歴2年間で得られるので、専修医の資格が取得できるように指導しています。さらに、(社)日本口腔外科学会専門医の資格申請が口腔外科学会所属歴6年間で得られますので、その条件を満たす歯科医師には口腔外科専門医の資格が取得できるように指導しています。

大学院では、最先端の口腔外科学の医療分野の理論と実践を体験、学習しながら、各自の疑問に関連した課題で大学院の期間に解明するに適した課題を見いだします。そのテーマの解明と記録、発表を通じて生涯学習の重要性を学びます。その過程で科学する態度を身に付け、今後遭遇しうる課題の解決方法を修得してもらいます。

診療では、教育で担当している領域のみならず歯・口腔・顎・顔面部の疾患の診断・治療を幅広く行なっています。顎顔面外科学は歯・口腔・顎顔面領域に発生する疾患の診断と外科的治療を行うための学問ですので、口腔・顎顔面での異常に関するご相談は外来までご連絡下さい。

最終的には、患者さんの持っておられる口腔外科領域のいろいろな悩み(疾患)を、患者さんと協力し、協同で解決できる歯科医師あるいは口腔外科医がたくさん巣立ってくれることを願っています。

 


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